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『STEINS;GATE』レビュー

STEINS;GATESTEINS;GATE
(2010/08/26)
Windows

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ブランド:Nitro plus
発売日:2010/08/26
シナリオ:林直孝,谷崎央佳
原画:huke


トゥルーエンディング終了後......


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以下ネタバレ↓


シナリオ
いわゆるタイムトラベルもの。
『CHAOS;HEAD』では「妄想科学」でしたが、今回は割と前作よりも科学っぽさが出ている気がしました。
とはいっても「カーブラックホール」やら「タイムトラベル理論」なんかは知識がないのでさっぱりでした(=ω=;)
グロ成分は『CHAOS;HEAD』よりも少なめで、全体的にソフトな印象。
ですが主人公のクセの強さは相変わらず。
今作では全編にわたって主人公の厨二病が炸裂しており、その部分は大変つまらない。
特にフェイリスとの掛け合いでは「日本語でおk」という感じでした。
また前半部分は伏線張りが多く、そこにオカリンの厨二病が炸裂するとテンポが悪い。

ですが中盤以降は序盤で張られた伏線をきちんと回収し、なかなか退屈させてくれないシナリオ。
「SERN」や「300人委員会」のような敵対組織も登場し、前半のダラダラな雰囲気が一転してシリアスな展開に。
秋葉原を舞台に人類の未来、仲間の命を守るという壮大な物語に発展するため、キャラクター萌えというよりも純粋にシナリオを楽しむカタチになります。
またこの作品ではタイムリープして安易に「過去をやりなおす」という逃げをせず、ありがちではあるが最終的に「過去を否定しない」というところに落とし込んだところも評価できる。
・・・・・・最終的にはクリスの死をなかったことにしますけどね(=ω=;)
オカリンの厨二病もシナリオが進むにつれどんどん抜けていき、それだけで必死さが伝わってきますし、どれだけ精神的につらいかが分かる指標になっていて心理描写分かりやすい。
中盤以降のたまに強がりで見せる厨二病なんか健気(?)で・・・・・・(´;ω;`)
しかしラスト付近で希望を見出してオカリンの厨二病が復活するあたりは、「これぞオカリン!」という感じで感動しました。

残念だった点。
Chapter5,6は大変盛り上がったが、その後のChapter7,8が若干パワーダウンした感がある。
オカリンが「踏み躙ってきた過去」に重みを持たせる意味のシナリオ(?)だったのかはわからないが、過去が変わってしまったせいでSERNもあまり登場しないため、これまでの緊迫感が皆無に。
ルカ子、フェイリスルートだけほぼ普通の萌えゲーになってしまっている印象を受けた。
そしていまひとつ物足りなかったのがラスト。
オカリンの「これがシュタインズゲートの・・・」のくだり。
物語的には大変綺麗に終わった点は大変素晴らしいが、欲を言えばもう少しクリスを登場させてあげて欲しかった...


キャラクター
説明担当兼助手のクリスティーナが良い味出してます。
『STEINS;GATE』のツンデレ担当です。比率は・・・8:2くらいでしょうか(;´Д`)
物語序盤からタイムリープマシン開発に尽力、後半からはオカリンを何度も助けたりと物語に必要不可欠なキャラ。
終盤も彼女を救うことが目的になっていくというあたり、これぞ「メインヒロイン」という感じでした。
ルカ子、フェイリスは・・・・・・萌え担当かな?
特にルカ子はヒロインの中で一番ラブコメしてた気がします。
ルカ子ENDだと唯一子供が生まれてますしね。
まゆしぃに関してもオカリンと愛し愛され・・・という関係がチラホラ見えていたので微笑ましかった(ノ´∀`*)

まぁ『STEINS;GATE』で一番の萌えキャラはオカリンだけどな!! 異論は認めない。

若干面倒だったのが「フォーントリガー」。
これでどのキーワードで返信していいか分からずロードした回数は数知れず......


エロ
なし


総評
100点満点中90点。
いろいろ書きましたが全編通して楽しめ、ラストに熱い展開と感動がキチンと用意されている良作。
タイムトラベルものは伏線をしっかり回収すれば大変面白い作品になるということを教えてくれた作品でした。
今年やったゲームの中でも1,2を争う出来だったと思います。
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