『秋空に舞うコンフェティ』レビュー

シナリオ
廃部寸前の演劇部が水神様の言伝えをもとに文化祭公演を目指すというストーリー。
どこかで聞いたことのあるようなありがちなシナリオ。
今作では共通ルートだけでなく、各キャラ個別ルートに入ってもだいたいシナリオはどれも似たり寄ったり。
そのため多少の差異はあれど、一人をクリアするとその後に攻略するヒロインのシナリオはやや退屈に感じる。
メインのシナリオになってくるのは水神伝説に深く関わってくる奏衣、沙夜ルートだがこれも同様。
水神伝説を紐解くカタチになるが、どれも予定調和という感じで物語りに引き込まれるようなこともない。
終始起伏の少ないストーリーであったと思う。

ただ全体的に音楽、背景は大変素晴らしい。
こういったゲームでは珍しく「秋」という季節を舞台にしているが、丁寧に作られた背景やCG、BGMにより「秋」という季節の雰囲気が大変出ている印象を受けた。
正直シナリオは特筆する程の出来ではないが、トータル的に見ると完成度は高い。


キャラクター
上でも触れたがCG全般が大変綺麗。キャラの立ち絵も同様。
そのため見た目は大変素晴らしい。
･･･がキャラクターとしてはどれも使い古されたようなテンプレ的なヒロインばかりなのは否めない。
面倒見の良いお姉さん、ツンデレ、天然、引っ込み思案etc...
こういったところに目新しいものがないのもシナリオが退屈に感じる要因でもあるかと。

ただ萌先生は至高！
子供っぽい先生が大好きなんで(；´Д｀)
でもロリ体系はNGです。あくまで内面が子供っぽいという意味で。
なぜ萌先生は攻略対象じゃないんだ･･････(´・ω・)


エロ
各キャラ*3回。
HCG自体の出来は素晴らしいが、特に抜きに使えるというわけではないかな？？
個人的には後日談に無理やり入れるくらいなら削っても良かった気がします。


総評
100点満点中75点。
ネガティブな意見ばかり書いてきましたが、大きな不満点といえるものはありません。
ただ良作といえる要因もないので凡作止まりといったところ。
絵が好きなら買っても大丈夫と言える出来ではあると思います。

作品とは関係ないですけど、人外（神様とか）ヒロインって最近多いですね(=ω=；)